ブレゲのトゥールビヨンといえば、シンプルな2針の丸いローマ数字文字盤で大きなブリッジの、

有名なクラシックトゥールビヨンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうかそれは1988年発表の手巻きのクラシックトゥールビヨンで、実は今現在ブレゲのトゥールビヨンは

懐中時計も含め、12種類もあるんですよ今回ご紹介する自動巻きトゥールビヨンは2004年発表で、この年ブレゲはチタン製テンプの特許を取得、二年後の2006年にはシリコン製のひげぜんまいと脱進機機構を導入しています以前私がブログでご紹介した“グランフーエナメル”(「ブレゲの伝統と歴史の象徴“ブレゲクラシック5178”」)の回でも触れましたが、時計の心臓部分であるひげぜんまいにシリコンを採用することで、磁気の影響を全く受けず、重力による変形がありませんシリコンは腐食にも強く衝撃にも強い、万能の素材なのです1801年、フランス独自の暦の読み方“第9年メシドール7日”(共和歴といい、共和国誕生を記念して1792年から1806年まで使われていました)アブラアン ルイブレゲは“トゥールビヨン”の10年間の特許を世界で初めて取得します彼は人間のあらゆる活動に伴う重力こそ時計の敵であると考え、腕に装着をして姿勢が変わるごとに重力によって内部に変化が生じることに気付き、観察をしていたそうですそこで、一分間に一回転する稼働キャリッジの内部にテンプ、ぜんまい、ガンギ(最も重力の影響を受けやすい部品)を格納してテンプを回転させるという画期的な方法を思いつきました最初のトゥールビヨン(初めて商品化された)は、ブレゲの息子によって完成された1805年ですこの発明は翌年のパリ国内博覧会で一般に広く披露されました水平でも傾いた姿勢でも、同じ精度を維持する時計のメカニズムとして紹介されたトゥールビヨンは、その他の時計師達や愛好家達にとって衝撃的かつ感動的な出来事で、現在も変わることなく人々を魅了し続けています製造が極めて困難な上、つくれる時計師がたったひとりだった故、発表年からアブラアンルイ・ブレゲが死去した1823年までに販売されたトゥールビヨンの数は僅か35個だったそうです今なお続く彼の後継者達は、この比稀ない卓越した技術を永続させつつ、新たな技術を生みだす為に日々研究しています。その成果は2013年、ついにブレゲ史上最薄7mmというトゥールビヨンを開発したことで明確になりましたこの薄さの秘密は、通常ムーブメントの上に来る扇形のローターを、ムーブメントの外周に双方向回転のU字型プラチナローターを配したことです従来のクラシックトゥールビヨンのパワーリザーブが50時間だったのに対し、最新型は80時間も備えていますそして今回私がご紹介するトゥールビヨンは、なんと5日間ものパワーリザーブを備えているのです最新型のローターは細長いため、ギョーシェも少ないのですが、こちらは従来のサイズのローターですこの裏蓋から覗くギョーシェの見事なことといったら・・・!

ローターにはブレゲの頭文字である美しく誇らしげな“B”、その縁を飾る月桂樹の葉月桂樹はギリシャ神話の太陽神アポロンの木とされ、その枝で編んだ冠を英雄に授けることから、栄誉という意味を持っていますブレゲスーパーコピーの最高峰であるトゥールビヨンを飾るに相応しい模様ですよねこれらのギョーシェは、熟練した時計師の手彫りによるものです一ミリの失敗も許されない、機械と手を使った緻密な究極彫金技術、まさに芸術作品そのものです機械を使った彫金は、100年以上も前に設計・製造されたギョーシェ彫り機を用い、金属板の上に

10分の1mm単位でこちらも人の手で繊細な模様を作っていくのですギョーシェはその場所により、さまざまな違う模様のものが組み合わされて完成されます鋲打ち(スタッド)と呼ばれる“クル・ド・パリ”、石畳のような“パヴェ・ド・パリ”、太陽の光のような“ソレイユ”、麦の穂をモチーフとした“バーリーコーン”(グレンドルジュともいうそうです)、